2)マンションの部屋の中で育てた結果

                     チワワの咲, 一緒に過ごす, 第二の人生

 その後、咲には大きな問題もなく、順調に育ってくれましたが、当時、私は未だ会社員として行う仕事が残っていたので、暫くは、朝、咲が寝ている間に家を出て、夜は遅くに少しの時間遊んであげるられるという生活でした。また、土日のどちらかで近くに散歩に行くことにしていましたが、咲は外出する機会はかなり少なかったと思います。1カ月に1回、かかりつけの動物病院に行って、他のイヌちゃん達と接触する機会はありましたが(最初は、慣れてないようでしたが、段々、普通に出来るようになったようです)、全体的に他のヒトやイヌと接触する機会は非常に限られてしまったと思います。

 結果として、散歩中に、知らない方が「可愛い子ね」と近づいてきても、咲は逃げてしまうので、他のヒトに慣れる事が出来なくなってしまいました。また、散歩の途中で、他のイヌちゃんと出会う事も結構ありますが、先方のイヌちゃんはワンワン吠えていますが、咲は全く気にも留めずに過ぎていきます。あまり、イヌちゃんと接触することがないので、自分はイヌとは思ってないので、気にしないのかもしれません。あるいは、チワワはビビリとよく言われているので、怖くて聞こえない振りをしているのかもしれません。実際、雷が鳴ったり、近くで大きな音がすると、机の下に隠れて出て来ないか、急に窓際のソファーの上に登って震えています。ただ、どういう訳か、ハトとかスズメに出くわすと興奮して、いつも果敢に飛びかかろうとします。面白い子です。

 あまり出かける機会がないので、うんちやおしっこはマンションのケージ内でする習慣が付いてしまっています。もちろん、そのままにしておくと、部屋中臭くなってしまうので、直ぐに片付けるようにしています。そういう習慣が付いているので、咲は散歩中に、外でうんちやおしっこをしたことが、これ迄、1度もありません。必ず家でするようになっています。そうなると、誰かしら咲の世話をする必要が生じてきて、夫婦のどちらかが、基本的に家にいるような方向に進んでいきました。結果的に、これが、少し先に、私が、家で自営業の仕事をして、咲の世話をする生活を行うきっかけになっていきます。

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