3)アメリカに行ったとき、動物病院に1週間以上預けた時

                  チワワの咲, 一緒に過ごす, 第二の人生

 話しは少し変わりますが、5年位前に、アメリカに住んでいる妹夫婦の所に行くため、1週間位家を空けた時に、咲をいつもの動物病院に1週間以上預けました。2~3日の旅行は何回か行った経験があり、いつも同じ所に預けていたので、特に心配もせずに、出かけました。

  ただ、今回は帰国後、咲を迎えに行ってびっくりしました。咲の足には泥がこびりついていて汚くなっており、なんだか悲しい思いをしました。家に連れ帰っても、咲は何処に来たのか分からないようでした。返ってきて真っ先に、給水皿の水を3杯続けざまに飲んでいました。家ではいつも給水皿で水を飲んでいて、病院にあるドリップボトル式の給水機には慣れてなくて、あまり水を飲んでいなかったのかもしれません。また、びっくりしたのは、おしっこをする場所を覚えてなくて、何回か板の間やジュータンの上でしてしまい、ケージの中のトイレですることを、覚えてなかったことです。我々のことも誰だか、忘れてしまっていたように感じました。

  家の中とは違う所で生活することを経験させていなかった、そういう環境の変化に慣れさせてこなかったことが間違いだったと反省しました。かわいそうなことをしました。もう一度、トイレのしつけから始めて、2~3日したら、前の事をしっかり思い出してくれたようで、安心しました。この経験は、咲にとっても、転換期になったかもしれません。咲も、段々自己主張するようになっていったように思います。通常、イヌをトレーニングする時は、良いことをしたらご褒美がもらえる、悪いことをするとご褒美をもらえない、あるいは逆に良いことをしないとご褒美はもらえない、悪いことをしないとご褒美がもらえるという基本的な原理で動いているのかと思っていましたが、どう考えても、自分で考えて行動をしているように感じ始めました。

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